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骨粗鬆症予防に効く食事と運動!年1回の点滴薬で治療


お年寄り

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、テレビでも頻繁に扱われる病気なので、ほとんどの人が知っているでしょう。

骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気ですが、実際に骨折すると、最悪、命にも関わるので、未然に予防することが必要です。

健康的な食事・運動・生活で、骨貯金を心掛けてください。



骨粗鬆症とは?

骨は、骨芽細胞が新しい骨を作り、破骨細胞が古い骨を壊し、常に丈夫な状態を維持しています。

しかし、加齢等の原因により、新しい骨を作るペースが遅くなり、古い骨を壊すペースはそのままという状態になると、両者のバランスが崩れ、骨の内部がスカスカのスポンジ状態になってしまうのです。

この、骨がスカスカの状態を骨粗鬆症と言い、骨折しやすくなります。

転んだ時に、手や脚の骨を骨折し、場合によっては、物を持ち上げただけで背骨を骨折してしまうのです。

しかも、骨折だけでは済まず、内臓に負荷が掛かったり、腰痛を発症したり、寝たきりになったりで、命に関わるため油断できません。



骨粗鬆症になりやすい人

次の人は、骨粗鬆症になりやすいので、特に気を付けましょう。

  • 高齢者(骨は20~40歳代をピークに、その後は減少していく)
  • 女性(元々、骨量が少ない。特に、閉経後・月経不順中は、骨を形成するエストロゲンが減少する)
  • 癌などの病気のため、子宮や卵巣を摘出した女性(エストロゲン<女性ホルモン>が減少する)
  • 痩せている人(骨量が少ない)
  • ステロイド薬を使っている人(ステロイドは、骨を弱くし、カルシウムの吸収も妨げ、炎症を抑える薬)
  • 偏った食事をしている人(骨の強化には、カルシウムとタンパク質、ビタミンDなどが必要)
  • ダイエットしている人(栄養が不足している)
  • 極端に日光を避けている人(日光を浴びることで、カルシウムの吸収に必要なビタミンDを合成する)
  • 運動しない人(運動しないと骨は脆くなる。逆に、骨に負荷がかかるとカルシウムが沈着する)
  • 喫煙する人(カルシウムの吸収を妨げる)
  • 飲酒する人(利尿作用でカルシウムが排出される)
  • お酒を飲むと顔が赤くなる人(遺伝子的に骨粗鬆症になりやすい)
  • 塩分を摂り過ぎている人(カルシウムの吸収を妨げる)
  • コーヒーをよく飲む人(カフェインに利尿作用があり、カルシウムを排出してしまう)
  • コーラをよく飲む人(リン酸が含まれており、カルシウムの吸収を妨げる)
  • 家族に骨粗鬆症の人がいる(遺伝子や食生活等で、自分もなりやすい状態にある)

上記条件に当てはまる人は、結構、多いでしょう。

その中でも、骨粗鬆症に一番注意が必要なのは、高齢女性です。

大腿骨を骨折すると、寝たきり状態になり、命を縮めることになりかねないので、今現在の状況を把握し、骨を強くしてください。



骨粗鬆症検査を受けられる場所

骨粗鬆症は、実際に骨を折らないと実感しない病気です。

しかし、骨を折ってから予防・治療するのでは遅い病気でもあるので、高齢になったり、上記の「骨粗鬆症になりやすい人」に該当する人は、あらかじめ骨粗鬆症検査を受けた方が良いでしょう。

骨粗鬆症検査を受けられる主な場所は、次のとおりです。

保健所・保健センター
保健所や保健センターが、定員を決めて頻繁に行っています。ただし、保健所・保健センターごとに条件は違い、女性限定というところもあるため、あらかじめお住まいの地域のホームページで確認してください。費用についても、500円前後のところが多いですが、無料であったり、1000円以上したり、それぞれで異なります。
病院
整形外科や外科、内科、婦人科で骨粗鬆症検査を受けられますが、やっていない病院もあるため、あらかじめホームページや電話で確認してください。費用は、検査方法や検査部位により異なりますが、初診料を含めて数千円です。3割負担でこの金額なので、実際にはもっと高いことになります。
人間ドック
人間ドックには、骨密度検査は含まれていませんが、オプションで加えられる病院もあります。費用は、数千円です。

費用面では、保健所・保健センターが、一番リーズナブルでおすすめです。

骨粗鬆症検査の内容ですが、問診、X線や超音波を利用した骨密度検査、レントゲン撮影、身体測定(身長・体重)、尿検査、血液検査などが行われます。



骨粗鬆症予防に欠かせない食べ物と運動

骨粗鬆症を防ぐには、常日頃の食事内容に気を付けましょう。

骨といえばカルシウムを思いつくでしょうが、カルシウムを吸収するにはビタミンDが必要であり、カルシウムを骨に沈着させるにはビタミンKが必要です。

例えば、牛乳だけを飲んでいても、カルシウムはすぐに排出されてしまい、ほとんど無駄となってしまいます。

骨粗鬆症予防に効果的な食べ物・飲み物

  • カルシウム(牛乳、チーズなどの乳製品、小魚、豆腐などの大豆製品、小松菜などの緑黄色野菜)
  • ビタミンD(魚類、きのこ類)
  • ビタミンK(ひきわり納豆、納豆、お茶、葉物野菜)
  • タンパク質(肉類、魚介類、乳製品、大豆製品、卵)

サプリメントではなく、できるだけ食事で上記の栄養素を摂取しましょう。

逆に、塩分、カフェイン、アルコール、リンを含む食べ物・飲み物は、骨の形成に良くないので、過剰摂取に気を付けてください。

また、骨に負荷がかかるとカルシウムが沈着するので、ウォーキングなどの適度な運動は欠かせません。

さらに、日光を浴びることで、カルシウムの吸収に必要なビタミンDが合成されるので、毎日30分は日光を浴びましょう。

骨粗鬆症の治療方法

検査して骨粗鬆症と診断されたら、治療を受けなければなりません。

治療は、医師や薬剤師の指導の下、『骨が壊れるのを防ぐ薬』『骨の形成を促進する薬』『カルシウム製剤・活性型ビタミンD3製剤・ビタミンK製剤など』を服用します。

この治療には、定期的に薬局へ薬を買いに行かなければならない煩わしさがあり、薬の飲み忘れという問題もありました。

しかし、2016年9月に、『ゾレドロン酸(商品名リクラスト)』という点滴薬が承認され、年1回の投与で済むようになっています。

確かに骨粗鬆症の治療は簡単になりましたが、根本的な解決には、骨粗鬆症予防に欠かせない食べ物と運動が欠かせません。


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