健康箱では、ダイエット・美容・病気・ケガに関する役立つ情報を紹介しています。健康に生きるために、ぜひご利用ください。
健康箱
» » 認知症高齢者の自動車運転、認知機能検査!免許返納で特典あり

認知症高齢者の自動車運転、認知機能検査!免許返納で特典あり


高齢ドライバー

日本は長寿大国となり、日本人は長く生きられるようになりました。

しかし、高齢化が進んだことで、年金や医療費などの社会保障費の増加、労働者の減少、介護問題など、さまざまな問題が浮上しています。

そして、その中に、高齢者による自動車事故や交通違反があり、認知症が原因であることも珍しくありません。

認知症と高齢ドライバーの運転について考えたいと思います。



認知症とは?物忘れとは違う!

認知症は、かつては「痴呆症」と言われていました。

脳細胞が死滅したり、脳細胞の働きが悪くなることにより、記憶がなくなってしまう症状が出て、思い出すことはできず、日常生活に支障をきたします。

怖いのは、認知症の予防法や治療法がないことで、薬物療法や生活環境の改善、リハビリ、軽い運動などで進行を遅らせるしかありません。

65歳未満で発症する若年性認知症患者もいますが、圧倒的に多いのは高齢者です。

一方、物忘れは老化現象のひとつであり、一時的に忘れているだけで、ヒントやきっかけさえあれば思い出せ、日常生活にも支障をきたしません。

このように、認知症と物忘れは、記憶を忘れるという同じ症状でも、その深刻さが違います。

認知症と高齢ドライバーの交通事故

高齢化により、大きな問題になっているのが、高齢ドライバーによる交通事故です。

高齢ドライバーは、「高速道路逆走」「ブレーキとアクセルの踏み間違えによる事故」「集団登校中の小学生の列に突っ込む事故」などの重大な事故を起こすことが多く、自分や他の人の命を奪うこともあります。

たまに、ニュースでも報道されているので、見聞きしたことがあるでしょう。

この、高齢ドライバーによる交通事故の多くが、認知症によって起こっていることが分かっています。

認知症が原因で警察に届出がある行方不明者数は、年間約1万5千人もおり、酷くなると自分のことさえ分からなくなってしまうのです。

さらに、高齢者となったことで、身体能力が衰え、判断が遅くなり、反応も遅れるので、高齢ドライバーによる事故が増えるのは当然でしょう。



認知機能検査の義務化

日本の運転免許証は、一度取得すれば、その後、更新を受け続ける限り、年齢に関係なく有効です。

しかし、認知症を患う高齢ドライバーの増加により、悲惨な交通事故が増えたため、検査が行われことになりました。

運転免許証の更新期間満了日に75歳以上の高齢者は、高齢者講習の前に認知機能検査を受けて、合格しなければなりません。

対象者 ・運転免許証の更新期間満了日に75歳以上の高齢者
・75歳以上で特定の交通違反をした高齢者
検査の通知 運転免許証の更新期間満了日の6ヶ月前に警察から届く
検査の期間 運転免許証の更新期間満了日の6ヶ月前から検査を受けられる
検査内容 ・検査時の年月日、曜日、時間を回答
・イラストを覚えた後、ヒントなし状態、ヒントあり状態で回答
・時計の文字盤を描き、指定された時間の針を描く
検査の所要時間 約30分

認知機能検査に合格すれば、高齢者講習を受けて免許更新となります。

しかし、検査の結果、「記憶力・判断力が低くなっている」と判断された場合、警察から連絡の後、臨時適性検査が行われたり、医師の診断書を提出するように指示され、そこで認知症と判断されると、免許取り消しや免許停止となります。

自分や他人の安全のためなので、仕方ありません。

ちなみに、警視庁が2018年2月15日に発表した2017年度の認知機能検査の結果は、75歳以上の高齢ドライバー196万2,149人中、2.8%に当たる5万4,072人が、認知症の恐れがある状態でした。



運転免許証の返納と特典

自動車を運転している高齢ドライバーのほとんどが、自分は大丈夫と思っています。

また、ペーパードライバーである高齢者は、「免許に費やした30万円以上の金額」や「身分証明書としての価値」「社会とのつながり」などの理由で、車を運転しなくても運転免許証を持ち続けようとします。

実際、自主的に免許を返納する高齢者は少なく、家族が説得しても言うことを聞かないことが多いです。

そこで、高齢者が納得して運転免許証を手放すように、返納すると『運転経歴証明書』が交付され、各地域で特典を受けられるようになっています。

この『運転経歴証明書』とは、顔写真が付いた運転免許証と同じサイズのカードであり、メリットは、更新を受けなくても一生涯に渡り公的な身分証明書として利用できることで、デメリットは、もう自動車を運転できないことです。

そして、運転免許証返納時の特典は、タクシーやバス・飲食店・ホテルの割り引きなどがあります。

特典については、各自治体によって「65歳以上」や「70歳以上」と条件が違ったり、内容も違うので、「都道府県 市町村 運転免許証返納 特典」で検索してみてください。

仕方ないことですが、都市部の方が企業数も多く、内容も充実しています。


関連記事

正しい寝方をしないと、病気になって寿命を縮めることになります。適切な睡眠時間や...


運動した時はもちろんのこと、日頃の水分補給にも最適とされ、多くの人々に愛飲され...


ジュースを飲み過ぎると、含まれている大量の糖質により、糖尿病の一種である『ペッ...


冷え性は、ただ寒くて辛いだけではなく、さまざまな病気のサインであることもありま...


熱中症は、屋内外を問わず、気温と湿度が高い所に長時間いることで発症します。重度...



コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.