健康箱では、ダイエット・美容・病気・ケガに関する役立つ情報を紹介しています。健康に生きるために、ぜひご利用ください。
健康箱
» » 死戦期呼吸の見分け方!AED・心臓マッサージで助ける方法

死戦期呼吸の見分け方!AED・心臓マッサージで助ける方法


心肺蘇生

「死戦期呼吸」という言葉を知っていますか?

テレビやネットのニュースなどでも何度か取り上げられているので、一部の人は知っているでしょう。

死戦期呼吸は、迅速にAEDや心臓マッサージで応急処置がなされれば助かるかもしれませんが、死戦期呼吸のことを全く知らない人が対応した場合、119番通報されただけで何も応急処置されず、亡くなってしまう可能性が高い状態です。

人の命を守るために、また、人に救ってもらうために、死戦期呼吸の周知が必要とされています。



死戦期呼吸とは?

「心室細動」とは、不整脈の一種で、心臓が小刻みに震えて全身に血液を送り出せなくなる状態です。

心室細動になる原因としては、「胸部に衝撃を受ける」「心筋梗塞などの病気」「先天的な異常」など様々であり、それゆえに、今まで健康だった人や若者が、突然、心室細動になることもあります。

心室細動を起こすと、血液の流れがストップするので、3~5秒ほどで意識を失い倒れ、その後約10秒で心臓が停止します。

この時、数秒から数分間、しゃっくりのような呼吸をすることがあり、これを「死戦期呼吸」と言うのですが、すぐに状況を判断し、119番通報、AED、心臓マッサージを行わなければなりません。

2017年8月5日、新潟の高校の野球部に所属する女子マネージャーが練習終了後に倒れ、野球部の監督が死戦期呼吸を見て「呼吸はある」と判断した結果、救急車の到着まで何も応急処置されず、女子マネージャーは亡くなるという事故が起きました。

父親の「AEDを使ってほしかった。助かったかもしれないと思うと、つらくて悔しい」という言葉は、切ないです。

逆に、バスケットボール部に所属する男子学生がプレー中に胸に衝撃を受けて倒れた際、人命救助の知識があった女子マネージャーが死戦期呼吸を見抜き、適切な応急処置をした結果、無事に助かったという事例もあります。

このように、死戦期呼吸の存在を知っているか知らないかで、その倒れた人の人生を大きく左右してしまうので、死戦期呼吸の状況判断と応急処置をしっかりと覚えましょう。



死戦期呼吸の見分け方

死戦期呼吸は、しゃっくりのような呼吸をしているので、呼吸をしていると思ってしまいますが、それでは命を救えません。

突然倒れて意識がなくなったら、心臓が止まっていると判断して対応しましょう。

死戦期呼吸の見分け方は難しいのですが、次の方法で確認できます。

  • 意識の有無を確認する
  • 倒れた人の横にひざまずき、倒れた人の口・鼻に自分の耳を近づけて、呼吸の有無を確認する
  • 倒れた人の胸が上下するか観察

以上の確認方法により、心臓が停止していると判断したら、すぐに心肺蘇生を開始してください。



AED・心臓マッサージでの応急処置の方法

心臓が停止して死戦期呼吸を起こしている場合、迅速な対応が倒れた人の命を救います。

心停止から3分で70パーセントの救命率、5分で50パーセントの救命率であり、その後も1分に約10パーセント下がるのですが、救急車が到着するには約9分掛かるのです。

つまり、周りにいる人が応急処置しないと、倒れた人は亡くなるか、運良く生き残っても脳に障害が残ってしまいます。

したがって、次の手順で心肺蘇生を試みてください。

  1. 倒れた人の肩を叩きながら、「大丈夫ですか?」と大きな声で話しかけ、意識があるか確認する
  2. 意識がなければ、周りの人に119番通報とAEDの手配をお願いする
  3. 呼吸の有無を確認する ※呼吸があれば、救急車が来るまで、そのまま待機
  4. 呼吸がない場合は、胸骨圧迫による心臓マッサージをする
  5. AEDが届いたら、音声ガイドに従って使用する
  6. 到着した救急隊の指示に従う
4.胸骨圧迫による心臓マッサージをする
胸骨圧迫は、両手を重ね合わせて、乳首と乳首の間を押す応急処置です。1分間に100~120回のリズムで、成人なら5cm、小児なら胸の厚さが約2/3になるまで押し込みます。体力が必要ですが、交代する場合でも10秒以上ストップしないでください。なお、経験がない人は、息を吹き込む必要はありません。
5.AEDが届いたら、音声ガイドに従って使用する
AEDとは、「自動体外式除細動器」のことで、電気ショックで心臓の動きを正常に戻します。よく、医療ドラマで登場する装置です。音声ガイドに従って操作するだけなので、誰でも簡単に使用できます。また、正常な人に使用しても、電気ショックは起きないので、安心してご使用ください。心室細動を起こしている時は、AEDの使用が一番確実な応急処置です。AEDは、学校やコンビニ、駅などに設置してあります。

以上のことを覚えておけば、もしもの時に誰かを助けられる可能性が高くなります。


関連記事

暑い時にかく汗は、気化熱で体温を下げる効果があります。そのため、拭き過ぎると体...


切手を舐めて貼っている人は多いですが、「どんな成分で、本当に安全か?」、確認し...


『生活不活発病』とは、高齢者・障害者・避難所生活者が動かないことで、心身共に動...


偏西風に乗って中国からやってくる黄砂はアレルギーを引き起こし、PM2.5は肺が...


冷え性は、病気ではありませんが、万病のもとです。寒くて、体にも悪いので、一刻も...



コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です