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乳幼児がスポーツドリンクを飲み過ぎると危険


スポーツドリンク

多くの人が、スポーツドリンク(イオン飲料)を体に良いものと思って飲んでいます。

実際、体に良い飲み物なのですが、乳幼児が継続して大量に飲むと危険であることが分かりました。

乳幼児なので、両親が注意しなければなりません。



イオン飲料とは?

イオン飲料とは、カリウムやマグネシウム、ナトリウムなどの電解質を含む水のことです。

これらの物質は、水に溶けるとイオンを帯びて電気を通すようになり、浸透圧の調整や神経・筋肉に作用するなど、体内で役立つ働きをします。

イオン飲料と聞くとあまりなじみはないかもしれませんが、スポーツドリンクがその代表であり、ごく一般的に飲まれている飲料であることが分かるでしょう。



スポーツドリンク・イオン飲料による健康被害の状況

日本小児科学会などの調査によると、スポーツドリンクやイオン飲料を継続的に飲み続けたことにより健康被害を被った乳幼児の数は、2016年までの10年間で24例ありました。

そこで、日本小児科学会などによって作られた日本小児医療保健協議会の栄養委員会が、さらに調査したのです。

その結果、1986年以降に報告されているだけで、7ヶ月~2歳11ヶ月の乳幼児33人が健康障害を引き起こし、その内1人が亡くなっていました。

33人中24人が2007年以降に報告されているということから、乳幼児にスポーツドリンクやイオン飲料を飲ませる親が増えていることが考えられます。



乳幼児がスポーツドリンクを飲み過ぎた時の症状

大人の方がスポーツドリンクを飲むのに、なぜ、乳幼児だけが健康障害を引き起こすのか、疑問に思う人もいるでしょう。

スポーツドリンクやイオン飲料には糖が含まれているのですが、この糖をエネルギーに変換するためにはビタミンB1が必要です。

しかし、スポーツドリンクには、ビタミンB1が含まれていません。

乳幼児以外であれば、豚肉やうなぎなどの食品からビタミンB1を摂取しているので問題ありませんが、乳幼児の場合、ビタミンB1を含んだ粉ミルクや離乳食を食べずにスポーツドリンクを飲み続けると、『ビタミンB1欠乏症』になってしまうのです。

ビタミンB1欠乏症によって引き起こされる病気には、『脚気(かっけ)』と『ウェルニッケ脳症』の2つがあります。

脚気の症状としては、倦怠感や食欲不振、足のしびれなどがあり、心不全と末梢神経障害をきたします。

ウェルニッケ脳症の症状としては、「眼球を外側に動かせなくなる眼球運動障害」、「思ったように体を動かせなくなる運動失調」、「物忘れするコルサコフ症候群」を引き起こします。

いずれにしても、乳幼児の体に大きなダメージを与えるので、親がスポーツドリンクやイオン飲料を大量に与えないようにしなければなりません。

なお、ビタミンB1が必要不可欠ということが分かり、インスタントラーメンなど様々な食品にビタミンB1を加えるようになりました。

ただし、大人でも偏食の人は、食べている物に十分なビタミンB1が含まれているか確認する必要があるでしょう。


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